『アヴェ・マリア』

夏の発表会で、シューベルトの『アヴェ・マリア』を歌うことになり
今、毎日時間を見つけては練習に励んでいます。

よく知っている曲だけれど、ドイツ語の歌詞がうまく音符に乗れず
せっかくの美しい曲がギクシャクして・・・滑らかに流れない。
それを何とかしたくて・・・ああでもないこうでもないと・・・
何度も繰り返し繰り返し練習を重ねています。

一昨日ネットで、ピアノ伴奏だけの音源(カラオケ)を見つけました。
幾つかありましたが、その中で気に入ったのを録音しました。
それを何度も聴きながら、小さな声で歌詞を口ずさんでいると
流れるように美しい6連符のメロディがだんだんと体に沁みてきて
ぎこちなかった箇所も次第に流れるようになってきました。

昨日はレッスン日だったのですが
先生のピアノ伴奏に合わせて、何とか最後まで歌うことができました。
先生から、「様になってきましたね」というお言葉が頂け
あ〜これからが練習の為所だな〜と元気が湧いてきました。

『アヴェ・マリア』と言えば・・・
『シューベルトのアヴェマリア』の他に、『グノーのアヴェマリア』
『カッチーニのアヴェマリア』が特に有名かな。
今までは、グノーの曲が好きだったし、カッチーニのアヴェマリアは
いつか歌えるようになりたいなと思ってた憧れの曲でした。
でも今は・・・『シューベルトのアヴェ・マリア』の美しさに惚れ惚れです。
何て美しい芸術的な曲なんだろうって思います。

先生のお話によると・・・
シューベルトは、31才で亡くなるまで600曲ほどの歌を作曲したらしいです。
次から次と曲が浮かんできて、それを書き留められないほどだったとも・・・。
シューベルトは、モーツァルトと並ぶ天才と評された歌曲王でしたね。


『シューベルトのアヴェ・マリア』は、
スコットランドの詩人が書いた「湖上の美人」という叙事詩に
シューベルトが曲をつけたものだそうです。
その「湖上の美人」の中の「理不尽な理由で追放された父親と共に
身を隠している娘のエレンが、マリアに助けを求めて祈る」というその1シーン
を歌にしたそうで、「エレンの歌 第3番」が本当のタイトルだそうです。


聖母マリアに救いを求めるエレンの苦境や祈りに気持ちを寄せて
歌えるよう続けて練習を重ねたいと思います。

『アヴェ・マリア』_f0206605_216884.jpg

この場所でも山アジサイが咲いています。
この子も庭に馴染んでくれたようです。



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by hana-poketto | 2017-06-07 21:11 | 声楽 | Comments(0)

心地良い時間がゆっくり流れるそんな毎日にしたいな!

by hana