カテゴリ:声楽( 52 )

庭の千草

立冬を迎え、だんだんと冬に向かっているのを感じるこの頃です。
秋の風や日差しが気持ち良かったのはほんの少しだったような気がします。
庭に出ても長くおれないです。寒いです。風が冷たいです。

こんな時期だからでしょうね。『庭の千草』という歌を思い出します。
『庭の千草』は、私の好きな歌の一つなんです。

   にわのちぐさも むしのねも  かれてさびしく なりにけり
   ああしらぎく ああしらぎく  ひとりおくれてさきにけり

この歌詞しか知らない私は
冬枯れの庭にまだ咲き残っている白菊を歌ったものなんだろうな・・・と
白菊がポツンと咲いてる冬枯れの庭の情景を描いていました。
こういう叙情的な歌は、何故か私は好きなのです。
11月末生まれのせいかもしれないです。

ふと、この好きな歌をきちんと歌えるようになりたいなあという思いがわき
この曲について調べていると、2番の歌詞があることを知りました。

   つゆにたわむや きくのはな  しもにおごるや きくのはな
   あああわれ ああしらぎく  ひとのみさおも かくてこそ

この2番の最後の「ひとのみさおもかくてこそ」が気になりました。
ひとのみさお・・・人の操・・・この言葉は何か意味がありそうだなぁ・・・と。
それで、この歌詞を解説した記事を探してあれこれ読んで理解できました。


冬枯れの庭に咲き残る白菊を歌ったものと思われていて
表面的にはそれに違いありません。
しかし実は、伴侶に先立たれて残された人が
健気に生きる姿を歌ったものなのです。

そんな歌を小学唱歌として歌わせるはずがないと言われそうですが
まずは歌詞を見てみましょう。

「かれてさびしくなりにけり」表面上は「枯れて寂しくなった」ですが、
異義語の「離れて(かれて)」が隠されている。
「おくれて」には「後れて」の意味が隠されている。
古語の「後る(おくる)」は、死に後れて残されるという意味があり

表面的な自然描写の背後に、実は人の心情描写が隠されている
そのことに気付いている人は少ないのです。

華やかな時期にはみんなで楽しく過ごしてきた。
気がつけば友も伴侶も亡くなって、寂しくなった。
でも、晩秋の白菊を見てごらん! 
冷たい霜にも負けず、最後の力を振り絞って咲いているではないか! 
愛した人への操のためにも、このように健気に生きるべきだ。


私たちの世代が歌うにふさわしい歌かもしれない・・・
長年歌い継がれてきた歌・・・心に届く名曲・・・
表面的な自然描写の背後に、実は人の心情描写が隠されている・・・
原曲はアイルランド民謡(原詩は「The Last Rose of Summer」)だけど
『庭の千草』は、とても日本的な歌だと思います。

前回のレッスンの後、先生に
「アイルランド民謡だけど日本歌曲として練習したい」
と話すと、先生も楽譜を探して下さってOKとなりました。
ようやく力まずに声が出せるようになってきたところなので
この歌の意味が表現できるように歌えたらいいなと思っています。


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やっぱりキリのいい数にしようかなと思い、20個めの作品を今日作りました。

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by hana-poketto | 2017-11-15 16:15 | 声楽 | Comments(6)

合格しました〜♪

エチュードの教本が、マルケージからパノフカに移ってからの数ヶ月
ずっと悪戦苦闘していた私。
やっと先日、NO.2をクリヤーし、次の曲のNO.3に進めるようになりました。
あ〜NO.2は私にはかなり厄介だったな〜とできたことにホッとしています。
険しい山を1つ越えたようなそんな感じ(他の人には小さな山かもしれない)です。
自分にとっては難関だったこと、それができたことはやはりうれしいです。

もう1つのコンコーネ15番のNO.2は、まだ苦戦中です。
変イ長調の曲だけれど、そこへ♭がついたり♮(ナチュラル)になったり
この音の微妙な変化に、私の頭がさっと反応できないんです。

今これを書きながら、自分が今まで考えなかったことに気がつきました。
調には、それぞれ特性があるんだろうなぁ・・・・・・
何か独特な曲想があるなとはいつも感じてはいるんだけれど・・・・・・

検索してみると、「調色」という言葉を見つけました。
変イ長調の調色は・・・夢想的で繊細、抒情的で壮麗、生き生きとして新鮮
と、記されてありました。

なるほど・・・作曲者が意図している曲想を表すには
必ず調を選びますよね。当たり前のことですよね。

今頃?・・・って笑われそうですが・・・
そんなことを真面に考えたことがなかった私でした。

調色という言葉が今回私の頭に刻まれたので
これからは楽曲の調色を考えながら旋律に声を乗せるようにしたいな。




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こんな作品を作ってみました。額の中で遊んでみました。



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by hana-poketto | 2017-10-19 11:29 | 声楽 | Comments(2)

保存してたブログを

最近、ネットが繋がらなくなることが多くて・・・
スマホがあるので、何か調べたりは不便なことはなかったのですが
パソコンでのブログの更新があまりできずにいました。

↓の「蝉の合唱」の記事はたまたまアップできたのですが
その後すぐに繋がらなくなり、文章を編集しようにもアウトで
頂いたコメントにもなかなか返信できずにいました。
今日の記事は、26日に綴ったものをメモに残しておいたものなのですが
それを今日アップします。


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音楽教室の発表会が近づいてきました。
今年の発表会は8月13日です。

今年の発表会に臨む声楽メンバーは、うんと少ないようです。
11日に、発表会前の声楽だけの教室リハーサルがあるのですが
先生の話だと、3人が集まるだけのようでした。何かさみしいな。

発表会で歌う歌曲は、以前にも書いたと思いますが
シューベルトの「アヴェ・マリア」と
室生犀星・作詞、小倉朗・作曲の「犀川」です。
確か・・・5月に入って曲を決め、それから練習を始めたかなと思います。
そこからずっと、同じ曲を練習していました。
何度も歌っているうちに自然と楽譜を見ないで歌えるようなりました。
覚えられるかなと不安に思っていたけれど覚えられました。
まだ記憶力は大丈夫そうです(笑)

楽譜を見ないで無心になって歌っていると、だんだん曲想に浸れるようになり
この曲を歌うことの心地よさが感じられて・・・うれしくなってきて・・・・・・
まじめに練習を重ねているからこそかなって思ってます。
声が以前より伸びやかになってきたのを感じるし・・・
ブレスも無理なく自然な感じでできるようになってきたようで・・・
そんな風に感じられて、すごくうれしいです。(自己満足です 笑)

6月半ばに、先生から中級コースの修了証書を頂き
6月、7月と上級コースのレッスンを受けている私ですが
修了書に恥じないような歌にしたいなという気持ちがあって
今回はいつも以上にまじめに歌の練習に励んだので
その成果かなと手前味噌ながら思っています。

先日のレッスン時に、発声練習のことが話題になりました。
私より10歳上の声楽をされている方がいらっしゃるのですが
その方は、どんな日も毎日の発声練習を欠かさないと聞きました。
声楽歴も長いのですが、年齢にしては驚くほどの高音が出せる方で
それが衰えないで持続できてるのは、毎日練習を続けているからこそと。

そのことを聞き、レッスンの時しか発声練習をしていない自分を反省しました。
課題の曲を練習するのが優先して、その基礎となるものを怠っていたのでした。
歌は1、2回でよいから、教室でしている基本的な発声を家でもするように
と、先生から言われました。

年齢とともに声だって衰えていく・・・それは当然なこと。
だからこそ、今の状態が保てるように努力を怠らないことが大事。
そのことは自分でもわかっていたつもりだったのですが・・・
せっかくここまでできるようになったのだから!!って、先生に言われました。

ここ数年、私に元気や勇気、楽しみをもたらしてくれた声楽。
できるだけ長く楽しめたら言う事ないなと自分でも思うのです。
もう80代になったかな?の先輩を見習わなくてはいけないな。
そう思って、ここ1週間、発声する時間を作り頑張ってます。

発声を大事にしてるとやっぱり喉の調子もよい感じです。
発表会では今の自分の最高の声で歌いたいな。
あと少し。諦めず練習を頑張りたいです。



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by hana-poketto | 2017-08-01 06:58 | 声楽 | Comments(2)

『アヴェ・マリア』

夏の発表会で、シューベルトの『アヴェ・マリア』を歌うことになり
今、毎日時間を見つけては練習に励んでいます。

よく知っている曲だけれど、ドイツ語の歌詞がうまく音符に乗れず
せっかくの美しい曲がギクシャクして・・・滑らかに流れない。
それを何とかしたくて・・・ああでもないこうでもないと・・・
何度も繰り返し繰り返し練習を重ねています。

一昨日ネットで、ピアノ伴奏だけの音源(カラオケ)を見つけました。
幾つかありましたが、その中で気に入ったのを録音しました。
それを何度も聴きながら、小さな声で歌詞を口ずさんでいると
流れるように美しい6連符のメロディがだんだんと体に沁みてきて
ぎこちなかった箇所も次第に流れるようになってきました。

昨日はレッスン日だったのですが
先生のピアノ伴奏に合わせて、何とか最後まで歌うことができました。
先生から、「様になってきましたね」というお言葉が頂け
あ〜これからが練習の為所だな〜と元気が湧いてきました。

『アヴェ・マリア』と言えば・・・
『シューベルトのアヴェマリア』の他に、『グノーのアヴェマリア』
『カッチーニのアヴェマリア』が特に有名かな。
今までは、グノーの曲が好きだったし、カッチーニのアヴェマリアは
いつか歌えるようになりたいなと思ってた憧れの曲でした。
でも今は・・・『シューベルトのアヴェ・マリア』の美しさに惚れ惚れです。
何て美しい芸術的な曲なんだろうって思います。

先生のお話によると・・・
シューベルトは、31才で亡くなるまで600曲ほどの歌を作曲したらしいです。
次から次と曲が浮かんできて、それを書き留められないほどだったとも・・・。
シューベルトは、モーツァルトと並ぶ天才と評された歌曲王でしたね。


『シューベルトのアヴェ・マリア』は、
スコットランドの詩人が書いた「湖上の美人」という叙事詩に
シューベルトが曲をつけたものだそうです。
その「湖上の美人」の中の「理不尽な理由で追放された父親と共に
身を隠している娘のエレンが、マリアに助けを求めて祈る」というその1シーン
を歌にしたそうで、「エレンの歌 第3番」が本当のタイトルだそうです。


聖母マリアに救いを求めるエレンの苦境や祈りに気持ちを寄せて
歌えるよう続けて練習を重ねたいと思います。

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この場所でも山アジサイが咲いています。
この子も庭に馴染んでくれたようです。



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by hana-poketto | 2017-06-07 21:11 | 声楽 | Comments(0)

今日はレッスンに

今日は元気に出かけられました。
昼食は出かけ先の奈良で食べました。
残さず食べれたので、体調もだいぶん良くなった感じです。

さて、レッスンの具合はどうだったかというと
最初のボイストレーニングに体力を使いすぎて
後半の歌曲になるとスタミナ不足に陥り
どの曲もうまく歌えませんでした。

発声に力を注ぎ過ぎていると先生に注意されました。
発声はウオーミングアップと考える。
今日の喉の調子や体の調子をつかむもの。
次に歌う歌曲につながっていくような発声に。

確かに、確かにと自分でも納得しているのに
最初から一生懸命に声を出してしまってスタミナ切れ。
元気が戻ってきた今日もまた同じことをやってしまいました。
反省、反省です。

発表会の曲を、毎年この時期に決めているのですが
どの曲にするか、なかなか絞れないでいます。
今のところ、候補にあがっているのは
シューベルトの「アベ・マリア」(初めてのドイツ語の歌曲です)
そして日本歌曲は、「からたちの花」 or 「犀川」

体調が戻ってきたのだから
力まず、リラックスして
楽しんで歌えるようにならなくてはいけないな。
来週のレッスン時には、そうなっておきたいな。

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ティアレラの花です。ヒューケラの仲間です。
今年も風に揺らぐ可憐な花を咲かせてくれました。



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by hana-poketto | 2017-05-02 17:55 | 声楽 | Comments(2)

教会のアリア

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この2月から、声楽8年生になりました。
8年めに入ったなんて・・・よく続いてるなと自分でも感心。
こんなに続けて来られたのは、自分に合ってたからでしょうね。
今まで知らなかった美しい旋律の歌曲に出会うたびに心が高揚し
できれば自分で歌えるようになりたいと思うのです。

難しい、難しいと言いながら苦戦の連続・・・なんだけど
何とか歌えるようになりたい一心で練習を重ねていると
あれこれやってるうちに体がふいとコツをつかんでくれることがあり
これだ〜!こうすればいいんだ〜!と確信して、それを繰り返していると
それに体が対応していってくれて安定してできるようになり
あぁ、やっぱり努力して練習することが大切だなぁ・・・と思うのです。

今、初めの頃に使っていたイタリア歌曲集(古典歌曲)に立ち戻り
難しくてスルーされていた歌曲を練習しています。

今、練習している曲は 
「 Il Mio Ben Quando Verra(私のいとしい人が来たら) 」
ものすごくゆったりした曲で、声が持ちそうになかったけれど
練習に励んでいるとだんだんと歌えるようになってきました。

この次は、「Aria di chiesa(教会のアリア)」を練習する予定です。

   Pieta Signore,di me dolente, 
   se a te giunge il nio pregar 
   non mi punisca il tuo rigor: 
   meno severi,clementi ognora  
   voigi i tuoi sguardi sopra di me:
   non fia mai che nell’inferno      
   sia dannato nel fuoco eterno   
   dai tuo rigor:gran Dio giammai. 

   主よ、悩める私に憐れみを。
   私の祈りが届くなら 
   厳しく私を罰しないでください。
   厳しさを和らげたいつも慈悲深い眼差しを
   私の上に注いでください。
   地獄の永遠の火の中で
   あなたの厳しさによって
   罰せられませんように、偉大な神よ。


祈りの歌ですね。この曲もまた哀しげで美しい旋律です。
プロの歌を聴いてすっかり魅了されてしまいました。

お時間がある方は ここ で聴いて見て下さいね。
このソプラノ歌手のように歌えたら最高だろうな〜
夢みながら、少しでも近づけるように頑張りたいです。



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by hana-poketto | 2017-02-26 19:49 | 声楽 | Comments(0)

2月が楽しみ〜♪

年末に、電車で出かけた夫が持って帰ってたチラシ
その内容を見て、”えっ! ホントに!”と驚いたのでした。

だって、あの有名なソプラノ歌手 森麻季さん が
我が町に来るっていうのですから。

こんな小さな田舎町でコンサートだなんて!
どういうルートで実現したのかしら・・・
そんなこと思ったりしながらも
聴きに行きたい気持ちがふつふつと湧いてきました。

夫は、私がきっと聴きに行きたいというだろう
そう思って、チラシをもらってきたようでした。

こんなチャンスは滅多にないことだわ。
絶対聴きに行くべきでしょう。
すぐにチケットの手配を!

でも、チケット販売のホールはすでに年末年始の休みに。
それで1昨日、やっとチケットを買いに行ってきました。
いい席はすでに埋まっていて少し端寄りでしたが
何とか席が取れました。

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生の声で聴けるなんて・・・
すごくすごく楽しみです。



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by hana-poketto | 2017-01-08 16:55 | 声楽 | Comments(2)

ふるさと・母

日本歌曲集の中に、この歌を見つけました。
「母」という歌です。

    
     ふるさとの 山の明け暮れ
     みどりのかどに たちぬれて
     いつまでも われ待ちたまう
     母は かなしも

     幾山河 とおくさかりぬ
     ふるさとの みどりのかどに
     いまもなお 我待つらむか
     母は とおしも


ふるさとを離れてからもうずいぶんと月日が経っている。
ふるさとの母は、今でも私を待ってくれているだろうか。
きっとあの門のところで待ってくれているに違いない。
ふるさとの母が懐かしい。母に会いたい。
でも、遠いなあ・・・
そんな歌かなと思います。

この歌の作詞者は、竹久夢二。
故郷の岡山にいるお母さんを偲んで作った詩のようです。
この詩に曲をつけたのは、小松耕輔という作曲家。

ふるさとを偲ぶやや感傷的な内容の詩だけれど
3拍子のなめらかな旋律がどことなく温かさを感じさせてくれます。
お母さんはきっと優しい人だったんだろうなと思わせてくれます。
また一つ、いい曲に出会えました。

よい曲だから、じゃあ次はこの曲を練習することにしましょう
と先生にも賛成してもらえました。
「秋の月」・「秋の野」と続いた秋シリーズの歌は一応終わりです。
次からこの曲の練習に入ります。

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故郷・広島を離れて奈良に就職し奈良県人になった私。
今はもう故郷に母はいないけれど
きっと我が母もこんな風に待っていたに違いない。
ふるさとはやはり懐かしい。今でも懐かしい。
来年、また母に会いに帰ろう。
墓所に眠る母も私が帰るのをきっと待ってるに違いない。



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by hana-poketto | 2016-11-23 23:22 | 声楽 | Comments(2)

秋の月

今、練習している日本歌曲は、「秋の月」です。
滝廉太郎が作詞作曲したものです。

 こんなにも美しい曲を、何故今まで知らなかったんだろう。
「花」や「荒城の月」は学校で習ったけれど、この歌は習わなかった。
ということは、小中学生にとっては難しい曲なのかな。

声楽をしている今の自分だったら、歌えるかも知れない。
ぜひ歌ってみたい。歌ってこの曲を味わいたい。
そんな気持ちにかられました。
いい曲だから練習してみましょうと先生にOKを頂きました。

譜読みに慣れたので、昨日は歌詞で練習してみました。

     「秋の月」
          滝 廉太郎・作詞作曲
          山田耕筰・編曲

       光はいつも変わらぬものを
       ことさら秋の月の影は
       などか人にものを思わする
       などか人にものを思わする
       あゝ鳴く虫も同じ心か
       あゝ鳴く虫も同じ心か
       声のかなしき

まだまだ音符や歌詞を追うような段階ですが
歌っていると気持ちが落ち着いてきて心地よいのです。
詩が美しい旋律に乗って運ばれ心に染みてきます。

合唱曲として作詞作曲した滝廉太郎の曲「月」を
山田耕筰が独唱用に編曲したのが「秋の月」だそうです。
伴奏がとても美しくて秋の風情をいっそう感じさせてくれます。
どことなく物哀しく哀愁ある叙情的な歌・・・好きです。

秋は、私の大好きな季節、
もの思う秋に、とてもいい曲に出会えてうれしいです。
深まりゆく秋を感じながら丁寧に歌いたいなと思っています。



義父の盆栽だったマユミが赤い実をつけました。
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義父の折々の笑顔が思い出されます。



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by hana-poketto | 2016-10-13 07:05 | 声楽 | Comments(4)

さびしいカシの木

今、「さびしいカシの木」 という歌の練習をしています。
作詞は、やなせたかし さん。
作曲は、木下 牧子 さん

やなせさんって、「アンパンマン」の作者ですよね。
この「さびしいカシの木」の歌をきっかけに
やなせさんについて書かれた文章を幾つか読み
ヒーロー・アンパンマンに託したやなせさんの思いを
知ることができました。
やなせさんって、すばらしい信念の持ち主だったんですね。


やなせさん作詞の 「さびしいカシの木」は
こんな詞です。

    山の上の一本の さびしいさびしいカシの木が
    遠くの国へ行きたいと 空ゆく雲に頼んだが
    雲は流れて 消えてしまった

    山の上の一本の さびしいさびしいカシの木が
    私と一緒に暮らしてと 優しい風に頼んだが
    風は何処かへ 消えてしまった

    山の上の一本の さびしいさびしいカシの木は
    今ではとても年をとり ほほえみながら立っている
    さびしいことに 慣れてしまった

ゆったりした静かな曲調の歌です。
歌詞には、深い意味が込められられているような気がします。

山の上の1本のカシの木は
長い間一人寂しく過ごしてきたのでしょうね。
遠くの国へ行きたい、一緒に暮らしたいと願ったこともあったけれど
その願いは叶わず、年月が流れ、年をとり、今もなお山の上に一人。
今はもう寂しいことにも慣れてしまって、微笑みながら暮らしている。

今はきっと、大木になって堂々と立っているに違いない。
寂しさに負けず、たくましく生きてきたに違いない。
そんな気がします。
やなせさんの生い立ちを知ると
このカシの木は、やなせさん自身なのかもしれない。

寂しいけれど、空を見上げると雲が浮かんでた。
優しい風が頬を撫でることもあった。声もかけてみた。
願いは叶わなかったけれど、これはこれで温かいものを感じる。
寂しさに打ち拉がれるような、そんな悲しみは感じられない。
寂しさはあったけれど、それをたくましく乗り越えてきたからこそ
年老いた今、微笑みながら立っていられるのだと思う。

この歌は、さらり語るように歌うのがよいのかもしれないな。
「・・・消えてしまった」の部分は、ちょっとさみしくかな。
でも、「今ではとても年をとり  ほほえみながら立っている」は
それを乗り越え生き抜いてきた立派なカシの木をイメージして・・・
そんな風に思ったりしています。

今日は9月最後の声楽レッスン日でした。
この歌を練習したいと言ったのは自分自身です。
表現力に乏しい自分の歌を少しでもよいものにしたくて
あれこれ考えています。
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by hana-poketto | 2016-09-27 23:30 | 声楽 | Comments(6)

心地良い時間がゆっくり流れるそんな毎日にしたいな!