別れ

先日、叔父が旅立ちました。
帽子をかぶり穏やかに笑っている遺影の叔父
その下で眠る叔父の顔も命を全うしたという安らかな顔でした。

肺がんとわかって3ヶ月・・・入院したり、退院したり・・・
その間どんな思いで日々を過ごしていただろうか・・・
手術はしない。このまま命を全うしたい。
それが叔父の希望だったということを聞きました。
その強い覚悟に至るまでは、きっと自問自答があっただろうなあ。
いつかは必ずやってくる命の終わり・・・どう向き合うべきか・・・

お坊さんの上げて下さってる荘厳なお経を聞きながら
叔父の在りし日の姿を思い浮かべたり、残る叔母のことを思ったり
叔父の姉にあたる我が家の義母のことを考えたりしていると・・・
ふと、お経の節が耳に止まりました。

・・・・。まかもくけんれん。 まかかしょう。まかかせんねん。
まかくちら。 りはた。 しゅうりはんだが。なんだ。あなんだ。
らごら。 きょうぼんはだい。 びんずるはらだ。・・・・・・

あっ、聞き覚えがある!仏説阿弥陀経だ!って思ったのでした。
普段の自分は自分からお経を読むということは滅多にありません。
(でも時には般若心経を読まないといけない時はあります)
なのに、このお経の節が鮮明に浮かんできたのでした。

仏説阿弥陀経・・・
私がまだ幼い頃のことですが・・・仏壇の前に父と共に座り
経本を開きながら一緒にお経を読んでました。
父から教わってたんでしょうね。
意味はまったくわからなかったけれど、歌のような口調の良さが
気に入って、父と一緒によく仏壇の前で唱えてました。
たぶん最後まで諳んじることができてたように思います。

懐かしい父との思い出です。
父と何年会ってないだろうか・・・もうじき60年が来るかなぁ・・・
父が亡くなってから、もう60年近く過ぎたんだなぁ・・・
叔父の葬儀で、今は亡き父のことも思い出したりしました。

別れって・・・いつも辛く悲しく淋しいものですね。

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Commented by 藤色のアン at 2015-09-30 18:34 x
叔父様が亡くなられたのですね。段々上の世代の方々が亡くなり、寂しいですね。完治しない病で亡くなった人達(うちの主人も含め)は、どんな気持ちで闘病したのだろうかと今更ながら考えます。傍で見守る家族も辛いですが、当の本人は、どんな気持ちなんだろうと。御冥福をお祈りします。

hanaさんも般若心経を読まれるのですね。実は、私も時々そうなんですよ。26―27歳の頃、ヨーロッパに1年半滞在したのですが、その頃の精神状態は、不安な毎日でした。その頃に、般若心経を良く読んでいました。不思議とザワザワした気持ちが、落ち着きますよね。
Commented by アン at 2015-09-30 20:38 x
hanaちゃんはお父さんを早くに亡くしたんだったね
叔父さんの葬儀のときお経を聞いてお父さんと一緒にお経を読んだことが思い出されたって悲しい思い出だけどそばにお父さんがいらしていたのかも。
あまりに早い別れでしたね
私も最近よく父と母のことを思い出すよ
その父と母を知ってる叔父さん叔母さんたちがだんだん少なくなっていくのがとてもさみしいわ
お経って小さいときは聞くとへんてこりんなので
わらってしまいそうだったの
深い意味があるのでしょうね
今もさっぱり意味がわからず聞いています
そのうち読むようになるのでしようね
Commented by hana-poketto at 2015-10-01 21:53
★ 藤色のアンさん
若い頃に般若心経を読まれたことがあるのですね。
一心にお経を読んでいると確かに心が落ち着きますね。不思議ですね。
 般若心経の中心思想は・・・
 現世の常識をふみこえて
 自分が生きている本当の姿を見つめること
と書かれた記述がありました。
お経を唱えている間に自分の心が洗われていく
経文にはそんな力があるのかもしれないですね。
Commented by hana-poketto at 2015-10-01 22:20
★ アンちゃん
年を重ねるにつれて、お寺関係のことが身近になってくるね。
世代が交代して、自分たち世代になってきた感じかな。
お経も覚えなくてはいけないかな。
仏教の発祥はインドだから、お経はインドで書かれたんだよね。
そのお経を漢語に訳したのが、三蔵法師の玄奘なんだそうね。
そうそう、そうだよね!って、今さらながら頷いてる私です。
お経ね・・・ちょっと勉強してみたくなりました。
by hana-poketto | 2015-09-28 21:09 | その他 | Comments(4)

心地良い時間がゆっくり流れるそんな毎日にしたいな!