「霧と話した」   

わたしの頬は ぬれやすい
わたしの頬が さむいとき
あの日あなたが かいたのは
なんの文字だか しらないが
そこはいまでも いたむまま

そこはいまでも いたむまま
霧でぬれた ちいさい頬
そこはすこし つめたいが
ふたりはいつも 霧のなか
霧と一緒に 恋をした

霧と一緒に 恋をした
みえないあなたに だかれてた
だけどそれらが かわいたとき
あなたは あなたなんかじゃない
わたしはやっぱり 泣きました

わたしの頬は ぬれやすい
わたしの頬が さむいとき
あの日あなたが かいたのは
なんの文字だか しらないが
そこはいまでも いたむまま

作詞:鎌田忠良   作曲:中田喜直

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今、この歌を練習しています。
やや悲しげな曲ですが、美しい旋律で気に入ってます。

でも、歌詞の意味がしっかりつかめなくて・・・
若い頃かな、恋が実らず失恋してしまったときの切ない気持ち
それを思い出して歌っているんだろうなとは思うのだけれど・・・

歌が流れるようになった頃、先生に歌の内容を尋ねられます。
この歌をどう捉え、それをどう表現しようとしてるのかと。

一応、私なりに考えてみました。

二人は恋人同士だと思っていた。
ずっとそう思っていた。
でも、あなたは違ってた。
霧の中のような夢想の中で、私はあなたに恋をしていたみたい。
本当のあなたは、あなたじゃなかった。
何故なのかわからない。
今でも思い出すたびに心が痛む。

霧と一緒に 恋をした
みえないあなたに だかれてた
だけどそれらが かわいたとき
あなたは あなたなんかじゃない
わたしはやっぱり 泣きました

ここの部分は何とか気持ちが込められるようになりました。
でも、歌い出しの 「わたしの頬は ぬれやすい」のフレーズ
ここがうまく歌えなくて・・・何度歌ってもしっくりきません。
語ってるように柔らかく歌おうと思ってるのに堅くなって・・・
歌い出しはいつも苦手な私・・・

歌うって簡単なことなのに、ちゃんと歌うって本当に難しいです。
自然な声で優しい気持ちで歌うことが大事だなって思ってるのに
つい力が入り過ぎてしまって・・・声もぎこちなくなって・・・

言葉一つ一つを丁寧に、そして語るように、気持ちを込めて
8月末の発表会で歌う曲なので、うまく歌えるようになりたいです。
へこたれず練習を積みたいと思います。

「霧と話した」   _f0206605_6533425.jpg

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by hana-poketto | 2016-05-21 17:25 | 声楽 | Comments(0)

心地良い時間がゆっくり流れるそんな毎日にしたいな!

by hana